ヘリテイジ(遺産)2-2
ロンジン12.68Z、この美しいムーブメントをいつも眺めていたい!
ようやく今回、その願いが叶いました。
ロンジン 12.68Z シースルーバック
この時計は、既にご紹介しました。ロンジン12.68Z、簡易式のクロノグラフです。。
詳しく言うと、1940-50年代の同社を代表する3針式の傑作エボーシュCal12.68Zをベースに、
簡易計測機構(ストップセコンド)を付与したものということで、ヘリテイジ2のテーマでご紹介しています。
唯、その時は裏蓋がオリジナルのままで、ムーブメントを眺めるためには、裏蓋をこじ開ける必要がありました。
そんなことを、素人の私が何回もやっていいわけが無い、その内に壊してしまうのが関の山です。
そこで、裏蓋のシースルーバック化を計画しました。これでいつでも美しいムーブメントを眺めることが出来るわけです。
ところが、その作業をやってくれるところがなかなか見つかりません。裏蓋が薄すぎて、ガラスを仕込めないのが理由でした。
いろいろネットで探し回り、ようやく裏蓋を別作することでシースルーバック化をやって下さるところが見つかりました。
そうして出来上がったのが、ここにご紹介した個体です。新しい裏蓋には、金メッキも施して違和感が無いようにしています。
また結果論ですが、オリジナルの裏蓋は別途保存していますので、いつでもオリジナルの状態に戻せるおまけが付きました。
この12.68Zからロンジンの傑作クロノグラフが派生していきます。
そして、13ZNや30CHなどは、もう私なんかの手の届かない所まで行ってしまいました。
でも、この12.68Zはそれらに劣らない魅力があるように私には感じられます。皆さんはいかがでしょうか?