もう一人のミラノ美人

女性は幾つになっても女性なんですね。今回それがよーく判りました。

アラン・シルベスタイン ミラネーゼ バレンタイン ダイヤル面




時計のサイドとムーブメント画像




アウターケースと、アラン・シルベスタインのタグ




インナーケースと、中身




竜頭を巻くための治具



実はこの時計をご紹介するのは二度目です。でもこの時計を入手した経過が面白くて、敢てアップします。
それだけでは何ですので、前回ご紹介出来なかったケースや治具も併せてお見せします。

一本目のミラネーゼを入手した経過は、以前書かせて頂いた通り、姉への感謝の思いからでした。
この二本目のミラネーゼの入手理由は、それとは全く異なります。

実は、姉へプレゼントしたこの時計を母が見て、自分も欲しいと言い出したんです。
まさか、いい歳をした自分の母親が、よりによってアランの腕時計を欲しがるなんて、思いもしませんでした。
でも、自分がお金を出して買うと言うんで、私の懐が痛むわけでも無し、早速探し始めました。

ところが、アランの時計は、そのほとんどが限定生産のために、見つからない!。
最初に声懸けしたお店も、タッチの差で売れた後でした。

ほとんど諦めていたところに、そのお店から入庫したという連絡がありました。
入庫したのは良いんですが、それが秒針がハートの「バレンタイン」。
二の足を踏んでいたら、母がそれでも欲しいとのことで、購入したのがこの時計です。

でもまさか、私の母(おばあさん!)が、アランの時計を欲しいなんてね、と思っていたら、
これが結構シックで似合うんですね。さすが「アラン・シルベスタイン」、並みのセンスではありませんでした。

今回は、時計だけではなく、ケースとその中身もご紹介します。
アウターケースはいかにもアラン、色使いがアランそのものです(見えませんが、裏面は緑色です)。
そして、インナーケースの中には、黒いキャップのミニドライバーと、三角の竜頭を巻くための治具が入っていました。

アランのセンスにも驚嘆しましたが、女は幾つになっても女なんだ、というお勉強をさせて頂いた今回の時計でした。


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