新古典主義

腕時計の魅力とは、いったい何なのでしょうか?
僕にとって、ムーブメントの美しさはどうしても外せない要件です。

ヴィンテージムーブメントが新品で、シースルーバックのケースで現代に甦って来たら?。
あなたはその魅力に逆らえますか?

ジャケ・エトアール ルクソール




ジャケ・エトアールはほとんどのピースが数量限定です。その中でも、数量が少ないものの中にルクソールがあります。
これは、ムーブメントにエングレーブが施された物15個と、通常の仕上げの物15個の併せて30個が、日本のみで販売されたようです。
ムーブメントは希少なヴァルジュー886。ここで紹介したのは、エングレーブバージョンです。
(ムーブメントの画像をクリックして頂くとアップでご覧頂けます)

この時計は、2000年のクリスマスイブの日に、神戸の時計店さんで購入しました。ロットナンバーは7/15。
時計店さんで見せてもらった時に、ムーブメントのあまりの美しさに思わず感嘆の声を出してしまったことを思い出します。
文字盤にも丁寧な仕事がされており、光の当たり方で微妙に表情を変えてくれます。
風防はあえてプラスティックを使用し、クラシックな雰囲気を醸し出すことに成功しています。


ジャケ・エトアール ヴィンテージモナコ72C



ヴィンテージモナコ72Cは、有名なヴァルジュー72にカレンダーを付け加えたものです。
赤い表示部分を持ったカレンダー針と、文字盤外周の日付部分が、なんとも言えない古時計の様な表情を与えています。

テンワは、チラネジ付きで、スワンネックの緩急針を持っています。この時計は数量が少なかったようで、あまり見かけません。
私のモデルには、48/60の刻印がありますが、時計店さんの話では、特にスワンネック付きは少ないので、入手できたのはラッキーだとの事。
実際、後から入って来たモデルは、スワンネック無しになっていたとのことでした。

カッパーメッキが施されたムーブメントには、コート・ド・ジュネーブの磨きが全体に加えられて美しく輝いています。

ジャケ・エトアールのモデル全体でも、チラネジ付きはヴィーナス175と、新しく発表されたヴァルジュー23と、このモデルだけではないでしょうか。
その中でも、スワンネック付きは、ヴィーナス175とこの72Cのみだと思います。
こちらもムーブメントの画像をクリックして頂くと、拡大してご覧頂けます。

この時計は、北陸の時計店さんで購入しました。ホームページで丁寧に紹介されていたこの2モデルを比較し、
悩みに悩んで、72Cを選択しました。

なお、この頃のジャケ・エトアールのベルトは、非常に上質な物が使用されています。
ベルト裏面はゴム引きになっていて、汗をかく夏でも痛みが少なくなるよう、工夫されています。


下の画像は、最終的に結局買ってしまったヴィーナス175です(意思が弱いなあ)。なお、後で気付いたんですが、
この固体の固体ナンバー(もしくはロットナンバー)は001でした。写真をクリックして頂くと、拡大したイメージがご覧頂けます。

ヴィーナス175