月にウサギはいたか?


「FIRST WATCH WORN ON THE MOON」。宇宙飛行士はそこに何を見たのでしょうか?。

オメガ スピードマスター ファーストレプリカ






オメガスピードマスターは、「ムーンウォッチ」としてあまりにも有名です。その中でも
映画にもなった、アポロ13号のエピソードはあまりにも有名ですね。
1970年、アポロ13号は飛行中に、 支援船の第2酸素タンクで小爆発が起こり、
支援船の外壁の一部が吹き飛ばされ、 支援船内部等が、損傷しました。
その為、急遽月面着陸の予定を変更、月でU−ターンして、 からくも地球に生還しました。。
事故の原因は、技師が1本のネジを外し忘れたという、 ささいなことだったそうです。

その際、ヒューストンの指示で
マニュアルでエンジンを14秒噴射し、地球への帰還コースを修正することとなり、
この緊張した14秒を正確に過酷な宇宙空間で計測し、地球への帰還に導いたのがスピードマスターでした。
この事故については、13の数字にまつわるオカルトめいた話がありますが、それは本論とは関係ないので触れません。
(本当は、この手の話は大好きなんですけどね)

そのスピードマスターの初代を復刻したのが、此処に掲載したファーストレプリカです。
今の時代、手巻の時計は好まれないのか、いつの間にかカタログ落ちしたらしく、オメガのホームページには既に掲載されていません。

このファーストレプリカのムーブメントは手巻きで、基本的にはレマニア製でカムレバー式のCal.861です。
(1997年にムーブの地金がロジウムメッキされ型番Cal.1861へ変更されたそうです)。
現行キャリバーは17石で振動数は 毎時21600振動の6ビートとなっています。

ダイヤルは濃いグレー、また宇宙空間で破損したときに破片が飛び散らないよう、敢てプラスティック風防を採用しています。

また、他の機種が黒のダイヤルリングを持つのに、このファーストレプリカだけは、シルバーの地金色のままであるのも個性的です。

このオメガスピードマスターをして、月面を歩いた宇宙飛行士達は、そこに何を見たのでしょうね。


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